毎晩、水樹奈々と夢の中『おやすみ、ロジャー』
眠れない夜、あなたはどんな方法で眠ろうとするだろうか?
筆者は不眠症というほど睡眠に困った経験はないのだが、たまに寝付けない時、過去、次のようなことを試してきた。
羊の数をカウントする。
→100もいかない内に飽きて、別の考え事に移る。そして、眠れない。数学や哲学の難しい問いに頭を巡らせる。
→下手に良さげなアイディアを思い付いてしまうと、逆に覚醒。甘いものを食べて眠気を誘う。
→太る。目覚めも悪い。お酒。
→好きじゃない。目覚めも悪い。メラトニン摂取。
→個人的に相性が悪いようで、目覚めが悪い。泉谷しげるの「眠れない夜」を聴く。
→元気になって、眠れない。松田聖子の「眠れない夜」を聴く。
→踊りたくなって、眠れない。いっそのこと、寝るのを諦めてゲーム。
→翌日に響く。睡眠リズムも狂うので、悪影響が数日続く。朝に日光、昼に午睡、夕に運動。
→事前にやっていれば有効だけど、とりあえず寝たいのは目先の今。一発、セルフプレジャー。
→既に疲れていれば、割と有効。でも疲れ方が中途半端だと、逆に興奮。
とまあ、あまり良い方法を見出せていなかった。
───そう、水樹奈々のこのCDに出会うまでは。
元は親が朗読して子供を寝かしつけるための絵本なのだけど、このCD版には水樹奈々の朗読ボイスが入っている。敬愛する書評ブログで紹介されていたので、自分も試してみたのだが、これが眠れる眠れる。
全て聴き切る前に、いつの間にか寝入ってしまうのだ。
催眠的な仕掛けがなされているのか、それとも水樹の声が催眠的なのか、それは分からない。しかし、なんだか妙に間延びしたリズム、独特の間に適当に耳を傾けているうちに、アラ不思議、グッモーニング、コケコッコーである。
というわけで、ここしばらく毎晩水樹を聴いている。水樹の声に癒されている。水樹の声に悶えつつ萌えつつ夢を見る。水樹にギブアップ、フォーリンラブである。
もう無理矢理寝付くために、やる気のないセルフプレジャーなんて必要ない。耳をすませば、彼女はいつもそこにいる。
お休みなさいzzz(。-ω-)
Top Photo credit: Rowan Peter via Visualhunt / CC BY-SA